ロンハワードの美しい視点
2011年1月18日 17時41分レビュー。
2001年、ユニバーサル、イマジンエンターテイメント、ドリームワークス提供。
アカデミー脚色賞、作品賞、監督賞、助演女優賞ジェニファーコネリー受賞。ゴールデングローブ男優賞ラッセルクロウ。放送映画批評家賞、作品脚色監督賞受賞。
製作監督ロンハワード。
ロンハワードは、世界の「スターウォーズ」マスターオブ生産者、ジョージルーカス監督「アメリカングラフティ」の出演者、もともと俳優でもありました、優しそうな印象です。いまや一級監督であります。
とある理由で見た作品。
ラッセルクロウの「シンデレラマン」と正直混同していた作品。
イヤー素晴らしい映画でした。
大好きなジェニファーコネリーがオスカー受賞もこれまた納得。
冷たい、絶望を抱えていても、ラブが底冷えに冷えていても、再びあたためかえす
その「ラブ」の素晴らしさ、本作のラブのタフネス 厚さ 素晴らしいですコネリー(ラブ)
ていうかジェニファーコネリーは、いつまでも自分の中では「フェノミナ」「ラビリンス」の幼くて、可愛いコネリーなんで、そのイメージが吹っ飛びました。
ラッセルクロウ扮する数学者。
頭が良すぎのかなりKY、女性を数学論理で落とすにはびっくり!
女性陣ひきまくりのラッセル。事実にもとづいた彼の数奇な生涯をたどります。
ラッセルクロウが真面目な役をやってるというのがなんか、こそばゆい感じでしたが、良かったです。
リドリースコット組でほとんどマッチョ系でイケイケしてるんでびっくりしたんですね。
ラッセルクロウの影が次第にわかりはじめ、途中びっくり。
ラッセルクロウを支えるジェニファーコネリーの疲れた怒鳴りや、諦めた投げやりなラブに涙がつたいます。
あきらめない素晴らしさ
人間の美しい唯一無敵な素晴らしき「長所」
その美しき視点、こころ
そんなありきたりだけど
久々直球なメッセージをロンハワードから頂いた気がしました。
ラッセルクロウの後半の姿がなんかゴッドファーザーにも見えなくもないけど。
なぞのエドハリス、お気に入り俳優いけてなさ、バリバリのアダム・ゴールドバーグもでています。
ロンハワードがはなつ美しい視点とはいかに?
私は、人間が日々繰り返しては、
また挑む「あきらめないこころ」のようなものが
「ビューティフルマインド」ではないかと思いました。
追伸
そうかぁ、ポールベタニーとジェニファーと本作で結婚したんすねー(ガックリ)