しろくま兄サキス

ロスト・チルドレンのしろくま兄サキスのレビュー・感想・評価

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)
3.0
【分かりづらい世界観で分かりやすいストーリー】

ある意味、ミエットこそオジサンの夢の具現したもの?おお!ジェイムスン教授がこんなところに。
この監督は暗~く湿度の高い画面、閉塞感に包まれたシチュエーションが持ち味なのですな。クローニングだとか、他人の夢にアクセスする装置、ジェイムスン教授を彷彿とさせる脳だけのキャラクターなどSFファンにはお馴染みのアイデア。その美術や意匠などにはオリジナリティとセンスを感ずる。後の『エイリアン4』に通ずる要素が随所に。

 駄菓子菓子、この映画の眼目はなんといってもミエット(ジュディット・ビッテ)につきるでしょう。彼女のためのプロモーション映画、これが儂の結論。