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ウェルカム・トゥ・デス・ロウのspe1111のネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

2pacやビギーを中心とした映画はたくさんあるが、この映画はあくまでデス・ロウ・レコーズとシュグナイトにフォーカスをおいた映画。
シュグナイト本人、スヌープ・ドックが出てきて自らが語るドキュメンタリー。
シュグナイトがデス・ロウを立ち上げた経緯、シュグナイトの経歴から、東西戦争、デス・ロウの繁栄から衰退までが分かる。
デス・ロウといえば2pac、ドクタードレー、スヌープドックで、2pacが銃撃で亡くなってしまったのがあまりにも有名だ。
しかしそれだけではなく、例えばシュグナイトがボディーガードからノウハウを蓄積してレーベルを立ち上げたこと、大学卒のインテリだったことなど、どうしても東西戦争の方ばかりに気を取られてしまうが、細かい経緯が非常に勉強になった。
ギャングスタ・ラップというスタイルを確立して、写真とか歌詞とかあたかもギャングの振る舞いを行なっていたが、劇中でそれは
売るための、シュグナイトの戦略の一部だった、とも言われている。
訴訟をたくさん抱え、会社に元刑務所上がりを勤めさせ、だんだん本物のギャングのようになってしまって結局暴行事件への関与で
結局刑務所に入ってしまうシュグナイト。この業界はいろいろ怖いな・・・。
あとこの映画はN.W.Aのエピソードもちょっとだけ触れているので、それも勉強になる。
ドクタードレー、シュグナイトと共にデス・ロウを立ち上げたことや、Easy Eのことなど。
ドクタードレーはデス・ロウを抜けいまや「世界で最も高収入のミュージシャン」といわれたり、最高のプロデューサーとなっているが、シュグナイトはどんな気分なんだろう・・・。
ヒップホップ史が一部勉強になる映画だった。
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