kurage

張込みのkurageのネタバレレビュー・内容・結末

張込み(1958年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

野村芳太郎×松本清張×橋本忍の安心感。

拳銃を持った殺人犯が元恋人のところに来るのではと東京から佐賀にやってきた刑事二人。
銀行員の後妻になった、犯人の元恋人・さだ子宅前の旅館にて張り込む。
クーラーのない蒸し暑さ、手拭いで汗をふく刑事たち。エプロン姿の主婦、1日百円のお小遣い、傘屋など当時の生活様式周りを眺めているだけでも楽しい。
張込み若手デカ柚木の大変化をラストの1シーンで、さだ子の変化と連動して。
クライマックス、それまで淡々としていたのに、柚木がさだ子に渡したお札を見るだけでグーッとさだ子に気持ちが入ってしまう。凄いな。1点突破のような作品に感じた。
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