韓国のリアルTV番組「スペイン下宿」を観て、この映画の舞台となった巡礼地に興味を持った。テレビ番組では、巡礼者向けの宿泊施設アルベルゲを、期間限定で韓国俳優が運営する構成。俳優達の手作りの夕飯と朝飯で道中の疲れを労い、巡礼者へのリスペクトの気持ちに癒やされる。そんな番組の元になった風景をもっと観たくて、たどり着いた映画だった。
様々な背景を持つ人が巡礼の旅へ向かう。映画の主人公も個人的な理由があって旅に出る。道中色んな人々と出会うけど、信心深い人ばかりではないし、特定の神への救いを求めてる訳でもない。「道」the wayを辿ることで、自分の人生の鍵や糧となる物を見つけられるのではないかと思い歩く人が世界中から来る。その普遍的な思いに共感する。日常生活に追われ、くたびれてる中年クライシスのオアシスになるのでは？と淡い期待を持つ。
わが家は映画の中のオランダ人タイプで、深刻な問題を抱える訳ではない。ひたすら歩いて心の道探しができるなら、気候の良い時期のヨーロッパで世界中の人とその思いや考えに触れてみたいと私は思っている。
夫にもこの巡礼路のことを少しずつ刷り込み、興味を持たせたいと思っていたけど、この映画では充分ではなかったらしく、相変わらず別の場所を勤続記念旅行先に選んでるw 下手に道探しを始めて答えが成田(羽田)離婚にならないとも限らないので、一人で行くのが気楽かなと妄想してみたりww
映画を一緒に観てた中学生の息子のほうが「スペイン下宿」も観ていたせいか、巡礼の道中に興味を示したw
いつの日か家族揃って巡礼地へ行くことが叶えば、その時には星５つつけたい。
