1983年に作られた庵野秀明の「ウルトラマン」。
自主制作臭あふれる出演者を除けば、ミニチュア・ワーク、街のジオラマ、砲撃や爆発などのSFXが、当時としては最良のレベルで、特撮映画としても良かったと思う。
いきなり基地の地下で変身するか!と思ったら、基地はボコボコで、出てきたウルトラマンが、ナイロンジャンパーとジーパン!しかも庵野秀明自身!ズッコけた。
へっぴり腰のアクションはダメだこりゃ。
所々、電話アップ越しの隊員の上半身など、実相寺監督へのオマージュが半端ないのが、庵野監督らしくて嬉しかったし、
本家と違って怪獣がカッコイイのではなく、気持ち悪いのがツボだった。
なかなか観れなかった作品を観られて、大満足です。