荒野の狼

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマンの荒野の狼のレビュー・感想・評価

2.0
『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』は、1983年の自主制作映画作品である。総監督・主演(ウルトラマン役)は庵野秀明で、上映時間は28分。TVシリーズ「帰ってきたウルトラマン」の設定を、おおむね踏襲しているが、隊員の服装や変身アイテムは「ウルトラセブン」のもの。ウルトラマンが登場するまでは、ウルトラシリーズの作品にも遜色がない出来であるが、変身後のウルトラマンが人間であるため(ジャケット写真のもの)、視聴者としては、ここから後は、どういうスタンスで作品を楽しめばよいのかわからなくなってしまう作品。ウルトラマンの顔が、人間の素顔ではあり得ず、作り手がウルトラマンにリスペクトがあるのかすらも疑ってしまう演出であり、作り手の意図がわからない作品。
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