ゆみゆみ

英国王のスピーチのゆみゆみのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.0
良かった。静かに感動できる作品。
コリン・ファースはとてもキングらしかった。吃音に苦悩する姿はとても人間らしくて、キングという生き物ではない、同じ人間だと思わせるが、漂う風格は隠せないという、素晴らしい演技だったと思う。吃音は本人の経験に基づく心の問題だとわかっていくが、それがとても辛い。
ジェフリー・ラッシュは「鑑定士と顔のない依頼人」の時と雰囲気がかぶる。でも微かな笑みがホッとさせる。
ヘレナ・ボナム=カーターは安定の存在。出てくるとティム・バートンかなと思ってしまうが…
当時の世界情勢を考えると今以上に吃音のキングは苦しいと思う。何より心の平和が大切だと思わせてくれる。
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