アメリカに向かう飛行機の中で鑑賞。現在、私はアメリカを一人旅しています。はじめて日本語が通じない土地に行き、一人旅を敢行しようとしている自分にとって、「うまく言葉が出ない」というテーマのこの映画を観たことには何か意味があるような気がします。
吃音症の王族がスピーチできるようになって王になるまでの物語。
退屈で小難しそう……なんて思ってたら全然そんなことなかったです。師弟バディムービーとしてかなり好みでした!
すぐ自信をなくしたり嫌な思いをしたりするとあきらめようととするコリン・ファースと、王族という立場を気にせず王子を煽り振り回しまくるジェリー・フラッシュ。いいバディすぎる。やりとりがいちいち面白いです。王族版マイ・フェア・レディとも言えるこの映画はど直球エンターテインメントだと思います!
しかもバディものの面白さだけじゃない。そこに夫婦愛や兄弟の問題などが覆いかぶさってきて、最後には国家や戦争という問題までかぶさってくる。
果たして彼は国を救う王となることができるのか。観てのお楽しみです。
さて、私は今のところセンキュー、ソリー、オケー、エクスキューズミーくらいしか言えてないので、英国王を見習ってもっとがんばろうと思います。