りんとん

英国王のスピーチのりんとんのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.7
ジョージ6世のあの一言を聞いた時、鳥肌が立ってしまった。
予告編でも聞いたような気もするけれど、あの一言に何のためにこの特訓をしているか詰まっているね。
ただ上手く話せるようになろう、ではない。
伝えなくてはならない…国民に。。。
ああいう魂の一言を、一番近くにいた友が吐き出させるというのはありがちかもしれないが、最高に良かったと思う。

戦争スピーチ、始まる前から終わるまで、手に汗を握り、緊張で胸が苦しくなった。
戦争スピーチなんて、良いものではないはずなのに拍手を送ってしまう。
練習して本番に備えるって、やってることは子どもと同じことだよなーって思ってしまうけれど、あの立場にある人が吃音症というのはものすごい重圧だったでしょうね…

コリン・ファースが最初から最後まで威厳があって、素敵だった。
貧乏な家に現れる王様の図をまさに表していている。これも気品と威厳を漂わせることのできるコリン・ファースならではだ。
猛特訓の日々、クラシックのBGMとすごくいい感じのスピードで編集されてて超おかしかった。笑
踊ったり歌ったり転がったり…!
私は王ではないと悩み苦しみ泣くところ…感情思い切り揺さぶられました。
実際にこのように、愚痴をこぼしたらしい。エドワード、お前のせいだ!!
あああーコリン・ファース。。。。
煙草吸う姿も渋くて素敵ー♡♡♡
というか実際のジョージ6世かっこよいな!ちょっとコリン・ファースの方が威厳がありすぎるのでは 笑
まあ、年齢的にもそうなるよね。

ジェフリー・ラッシュが最後まで支えてくれて本当に良かった。
安心感のある演技ですね。
バルボッサーーー!!!
実際に身内に吃音症の人がいるのだが、ジョージ6世の方が軽いように思えるな。演技でどこまで再現したのか、実際はどうだったのかはわからない。
だが、その演技がどうなのかすら気にならないほどストーリーに夢中になっていった。
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