改名した三島こねこ

心中天網島の改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

心中天網島(1969年製作の映画)
3.8
【簡単なあらすじ】
近松門左衛門の名作人形浄瑠璃をATGが劇場映画化。とある男と女娼の報われぬ悲恋の物語。
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MVPランキング結果発表〜〜〜!
1. おさん
2. おさんの父
3. 孫右衛門の兄さん


ドベ. 治兵衛

治兵衛!治兵衛!お前何やってんの!

なんて無粋なツッコミはさておいて、
いやさておきたくはないんですけれど、

男と女の騙し騙され愁嘆場なんてのは恋物語のコテコテの定番なんですが、それさえATGにかかればこうも魅力的になるものかと衝撃を受けました。

冒頭の美しいモノクロ映像からして他より一枚も二枚も上手じゃあありんすが、そこにどんでん返しに黒子に静止画と演出の限りを尽くし、映画というメタ的な要素さえ作品に寄与させるんですからねえ。

Filmarksから離れていた時にはすっかりATG作品から離れていたもんで、やはり記録というのは大事だなと痛感いたしました。名作はいいもんです。