店長

グラン・トリノの店長のレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.5
最高の車グラン・トリノを盗みにきた腰抜けの東洋人の男が、偏屈な差別発言全開の誰にも愛されていないクソジジイを変える。

本当に救いようもないぐらいクソジジイな描写があるが、少しずつ軟化していく様が物語的に面白かった。
また、ある意味ズカズカとパーソナルスペースも自分の家の芝生も踏み入るモン族のお姉さんはかなり好感を持てたし、タオの為に色々全力で支えてくれるジジイに好感を持てた。

だからこそ、隣人の家の報復は感情的に揺さぶられるし、それでジジイが遺していったものが尊すぎる。彼が出来ることは全てやっていってくれた、そんな気がする

最高の車グラン・トリノを題名にしているのがとてつもなく、美しい。
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