このレビューはネタバレを含みます
真っ直ぐな映画だなー
久しぶりにグラントリノ観てそう思った。
最後のラスト、賛否あると思うが、ウォルトはずーっと心の奥で、戦争の罪の意識を抱えながら生きており、あれが自分の人生を美しく終わらせる方法だったんだなと感じた。
『終わりよければすべてよし』というけど、それって人生にも言えることだよな。
人生何をしたかも重要かもしれないけど、どう終わらせたかってあまり重要視されない。それは死がネガティブなものであり、悲しいことだから。でも、ウォルトの死は今の僕にはポジティブなものでカッコよく思えた。
ps
ウォルトがタオ(道)を友人の床屋に連れていって、男同士の話し方を教えるシーン。
イーストウッドの笑った顔が、演じているウォルトに見えなかった。
もしかしたら素の顔、心の底からでた笑顔だったのかもしれない。そのシーンをカットせずそのまま劇中に使ってしまう感じ、イーストウッド大好きになった。
これはあくまで僕の主観だけど。