監督はリュ・スンワン氏。
彼はパク・チャヌク監督の庇護の元すくすく育ち、これが初監督作かな?
弟リュ・スンボムさんも検事役で出ています。
また、脚本は後に「新しき世界」などを撮り韓国ノワールを引っ張ったパク・フンジョンさん。
何というか、"暴力" や "悪" といった、韓国ではあまり素材として好まれなかったものをエンタメとして成立させたのは、ある意味
パク・チャヌク →
リュ・スンワン →
パク・フンジョン
彼らがいたからこそと言えるのかも。
役者としてその分野を作り出したのはチェ・ミンシクさんや、今作のファン・ジョンミンさん‼️
チェ・チョルギ班長として警察広域捜査隊
まずもって話が面白い!
製作の根底には、国民の怒り。
じゃなきゃウケない。
日本統治からの開放・・しかし内戦に癒着だらけの軍事政権。財閥優遇は民主化後も残るからこそのナッツリターン。
「どうせ金持ちは助かるんだろ!」
こういったのってどんな作品でも垣間見えますよね。半地下の家そして屋上の屋根部屋・・。
チョルギが取引した後のトンネルの中ダッチアングル
からの廃車作業は短いカットで編集のうまさ
妹の家ではパーマ屋だけに二人の背後に鏡を置き、切り返しごとに関係性がわかる細工
本格的な捜査、床の上の資料、足蹴にするのは凄い効果的な演出!
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