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リトル・ダンサーのQMのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
3.0
名作を今更。階級、性や人種等が固定され保守的なイメージの強い (少なくとも制作当時は) バレエと英国の労働階級という対極にあるものの組み合わせが面白い作品。劇中バレエ音楽はほぼ白鳥の湖のみ、かわりにロンドンコーリングが流れる感じ好き。UKロックも沢山。

ビリーが何をしても可愛くてお婆ちゃんの面倒をみる優しい顔からオーディションでパニクって乱暴な一面までこの歳でとても魅力的な演技。

ジェンダー要素は昨今映画のテーマとして当たり前のように盛り込まれるので新鮮さはないけど、ビリーが純粋に踊りに興味をもって楽しんでる様子と炭鉱の労組活動のマッチョさの対比が、物事のジェンダーイメージの多くは大人が作ったものだということを表してる
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