しらす

アイアンマンのしらすのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
4.0
MCUを改めて追おう!
ここから伝説は始まった!
スクラップ&ビルドの傑作
MCU第1作!
ジョン・ファブロー監督

「アイアンマン」

アメリカンコミックの、マーベル社がコミック売り上げ不振により破産したのが1997年、それによりX-MENとスパイダーマンの権利を売却する事になり、後にこのふたつの作品は実写化されアメコミヒーロー映画の新時代を築く‥

そして2008年、経営再生の一環としてMCUことマーベル・シネマティック・ユニバースが立ち上げられ、自社製作による実写化を実現。その第一弾としてアイアンマンが選ばれたのである。
というね、このマーベルという会社の歴史を追うと実はアイアンマンのクラフト感だったりスクラップ&ビルドな部分ていうのは‥凄く熱いドラマなんだって思えるのです!

巨大軍事産業スターク・インダストリーズの社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はアフガンのテロ組織に拉致される。そこで、スタークは自社製品がテロ組織の武器となっている事実を知る‥という話。

とにかく、この映画の魅力って。
トニー・スタークの魅力と彼が作り上げるパワードスーツ、アイアンマンのギミックの楽しさに尽きるでしょう!
アイアンマンはロバート・ダウニー・jrがトニー・スタークを演じるという所で勝ちが決まったようなもので‥ほとんど同化してるレベル。ここまでハマり役のヒーローっていないんじゃないかな。

彼自身が薬物問題で6回ほど逮捕された経験があるという、スキャンダルまみれの経歴で‥その後薬物とは縁を切ってすっかりクリアになった訳だけど、
ある瞬間、人生の分岐点が訪れて、新たに生まれ変わるというね、まさにトニー・スタークそのもののドラマと実生活がリンクしてたりする訳です。

勿論、一度経営が破綻したマーベルという会社そのものともね。リンクしてて、
だから、アイアンマンを作るところの、
失敗したり、試行錯誤したり、完成した時の喜びとか、
物作りへの愛が詰まった映画なんだよね!
そこが一層胸を打つ訳です。
他所でなく、自社で映画を作ってやるぞ!
とね

そして10年振りに観ても、ミス・ポッツはやっぱり可愛い。
しらす

しらす