原作はFBI視点のミステリー小説だったようだが、
ディカプリオの「インディアンを救いに行く白人FBIなんてやりたくねぇ!」
の一声でスコセッシの創作魂に火がついた!‥
というのはちょっと出来過ぎな話に思えるが‥ともかく、この脚色のおかげでスコセッシ純度100%な映画になったと思う。
ディカプリオはディカプリオ史‥というか映画史においても最も愚かな男といえるかもしれない。
悪よりもやっかいな愚かさを見事に描き切っている。この辺はスコセッシの真骨頂。流石。
この愚かな男の行方を3時間半見届けたいかは好き嫌いが分かれるところ。好きな人にはとんでもない傑作となりえる。
もちろん自分は大好き。