恋愛映画の教科書のような作品。
ばっさり切るところは切ってあって無駄なシーンもなく、キャラクターはしっかりしてるし、粋なデートに泣きどころもあって、よくまとまっている作品だと思います。
内容のわりに基本ポジティブだし、全編を通してさっぱりした感じがとてもいい。
男目線としては多少の妬みも含めて、主人公(ケビン・ベーコン似)にそれほど魅力は感じないのだけれど…
どちらかといえば、飛び込んだ子の方にいいおもいをさせてあげたかった。
ヒロインはやや地味めだけど、その分設定にマッチしてて、淑女性が強くわるくない。
歌のパートでの彼女のかがやきと、〝踊ることが好き〟設定なことを考慮すると、何気にまんま「フッルース♫」の方へ舵を切っても面白かったのかも(笑)
二度にわたる「愛」の教えは、やはり高尚です。
簡単ではないけれど、自己愛とか無関心に満ちた世界よりはずっといいですね。
おくゆかしく。たまには夜の空でもながめてみよう。