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崖の上のポニョのseptemberのレビュー・感想・評価

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)
4.5
多幸感に満ちていた

公開時に映画館では当然見なかった DVDで借りて見た記憶がある けれども当時の自分の状況が色々とゴダゴダしていてちゃんと見れなかった記憶がある し、色々と映画評論家から批判されていた記憶もある 「蛇口から出た水だと金魚は死んでしまう リサの運転が荒っぽいのにカリオストロの城のような勢いを感じない 母親を名前で呼ぶなんてアメリカでも無い 構造的に物語として成り立っていない」 等々だったかな
たしか自分もDVDで(何年か忘れたけども)借りてそんなような事を思った覚えがある

けれども2022年1月Blu-rayで借りて幸せな気持ちになった
上に書いた評論家の批判なんてどうでもいいなと そんなもの如何様にも解釈できるなと
何よりも手書きの絵 に魅せられた
CGだらけになった今、この手書きの海や魚、デボン紀の深海魚
起承転結は無いけれどそれが返ってよくも思えた
Blu-rayで手書きの海、魚、風景等の描写が鮮明に見えたのが正直大きいとは思う

ちなみに、前から見返したいと思っていたが何故2022年になって改めて見たのかは青葉市子のInstagramライブでこの映画本編には使われていないイメージアルバムの「ひまわりの家の輪舞曲」を演奏していてそれが凄く良くて それきっかけで改めて観た


思うと宮崎駿の作品は自分には公開されて5年位遅れてやっと理解?楽しめる作品になるのかもしれないなぁとも思う
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