幼い5歳児たちが自分より小さい子を愛でてる姿が尊い。ポニョが帰って来れるように目印のバケツを家の前に置いておくシーンなんて健気すぎて可愛い。初めて観たけど、好きなジブリ作品ベスト3にランクインするくらい好きだった。おばあちゃんたちがパステルカラーのお洋服着てるのも可愛い。
生態系の破壊や自然災害、こどもの水難、親のエゴ、生命の循環などジブリ特有のメッセージ性を感じる場面が多々ありながら、人魚姫をモチーフとしたメルヘン要素もあり、満足度が高い。
ポニョが好き嫌いはっきり表現する姿が超可愛い。リサかっこいい。子育てに奮闘する母のお手本のような人だった。唯一、大雨の中車で荒波に突っ込むところだけは共感できず。荒波の後のティータイム、落ち着きと体温を取り戻す時間って感じがして良かったなぁ。リサ、グランマーレのスケール感、舟の上で授乳するお母さんなど、母の偉大さを感じる場面がたくさんあった。
子供が親の名前を呼び捨てにすることに賛否両論あるけど、リサの宗介やポニョ、デイサの利用者さんたちへの接し方を見ていると、大人もこどもも高齢者も魚も関係なく平等に接する姿勢の大切さを表しているような気がする。
駿がラピュタの次作として海底世界を描こうとしていたが実現せず、リベンジとして作られたのがこのポニョの世界なのかな？とか勝手に思った。あと、リサは千尋の友達という説を聞いたことがあるけれど、確かにどこかリンさんやハクに似ているなと感じた。
除草剤を撒く変質者と間違われるフジモトがもうそれにしか見えなくておもろい。
【映画飯】
・ラーメン
・ハムサンド
