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七つの大罪のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

七つの大罪(1952年製作の映画)
3.6
聖書に説く「七つの大罪」をモチーフにイヴ・アレグレ、ロベルト・ロッセリーニ、クロード・オータン=ララなどフランス、イタリアの7人の監督競作によるオムニバス集。

貴公子ジェラール・フィリップが遊戯場の道化師役で登場、集まった人々が七つの大罪の言葉を描いた人形を倒すとストーリーが始まる形式。私はやはりロッセリーニの第4話「嫉妬」が一番好き。美貌の妻が画家の夫がモデルや猫をあまりに可愛がりすぎるのに嫉妬に狂う噺。

オータン・ララ作の第6話「高慢」は落ちぶれながらも虚栄を張る母娘にフランソワーズ・ロゼーとミシェル・モルガン、第7話「八の大罪」はジェラール・フィリップが七つの大罪には入らないオリジナルの想像の罪を愉しく紹介し、こちらも面白かったです。
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