待てども待てどもスターは撮影現場に現れない。
回り続ける回転ブランコ、ラジオからの報せに虚しく鳴り響くクラクション、、
背景を知った上で観るのと、知らずして観るのとではまるで別作に見えるかもしれない。(むしろスター像が一致しないと意味がない)
目に焼きつくような映像群。姿無きスターを中心にワイダ監督をはじめ、取り巻く人間たちの関係の深さが痛いほど身に染みる。
主役不在にして如何に映画を撮るのか??
、、言わずもがな既に映画は始まっている。
キャラクターがいちいちリアルで愛らしい。抵抗シリーズだけが得意技って訳じゃない。