ユースケ

リング2のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

リング2(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【らせん】とは別の世界線を描いた【リング】のもうひとつの続編である本作は、呪いのビデオテープによって覚醒したサイキッカーを利用し、エネルギーの移動によって恐怖は解放できると気を吐くマッドサイエンティストの小日向文世がプールをあの世と繋いじゃうオカルトなのか科学なのかよくわからない一本。

みどころは、16歳の深田恭子の「もうこれで終わってもいい」という覚悟を感じる気合の入った顔芸と実験機材を抱いてプールに飛び込む小日向文夫のSAN値直葬の顔芸。
呪いのビデオテープを見たと嘘をついて心配までしてくれた深田恭子を見殺しにし、翌年、【呪怨】で伽倻子にぶち殺された柳憂怜のヘタレっぷりも要チェック。

偶然すぎる中谷美紀と松嶋菜々子(【リング】の主人公)の出会い、無理矢理すぎる中谷美紀に深田恭子の死顔を見せる件、突然の松嶋菜々子の交通事故死、突然の大島渡航、突然の中谷美紀と沼田曜一(貞子の従叔父)の出会い、謎の実験に参加する沼田曜一など、中谷美紀が超能力者という設定を使っても全てを繋ぎ切れない脚本はちょっと酷い。ハッキリ言って怖いと思ったのは30年間貞子が井戸の中で生きていたという説明くらいでした。

それにしても、貞子の頭蓋骨に粘土で肉付けして貞子の生前の顔を再現した復顔師の人ヘタクソだったな。佐伯日菜子に全く似てねぇわ。クビだな。