dowaikiは家にいる

彼女が消えた浜辺のdowaikiは家にいるのネタバレレビュー・内容・結末

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

〜眉毛で繋がるオレとエリ〜

200歳の少女。違う。それは僕のエリ。
ファルハディを見つめよう月間に入っている。

これはミステリーでしょ。ミステリーだよな。ミステリーだと言ってくれ!(ミステリー、サスペンス、スリラーの区別が依然としてつかないオレ。)
凧揚げのシーン怖かった…

# 誰かオープニングシークエンス(郵便受けみたいなん内部から撮ってるみたいなやつ)と凧揚げの後「バァン!」って音なったシーンの解釈教えてくれ!

物語を見守る守護天使=宿屋のこども。それ以外、登場人物誰一人として本当の事言ってないゾって思わせ。巧すぎないか。3人の子供も勿論、大人、ひいてはエリの言葉さえも信じられないなら真実なんて無いのでは。でも要所要所にカギが散らばっていて。なんかハネケの意地悪な感じ思い出したわ。
作品の内側から見れば、その後何かしらの決着はあって当然、だからって外側からカギを集めて推理しても、どうにも落ち着かないんだよなぁぁ。
ま、エリの行方不明はトリガーであって核心ではないからそんなに重要じゃないんだろな。(オレは「婚約者とグル」説を推す)
嘘を付く人間という存在、そしてたやすく嘘を信じる人間という存在(観客含む)についてのメッセージが深い(気がする)。
イスラム女性の不貞行為の罪深さみたいなところについては、なんとなく雰囲気でヤバみがわかったから良しとする。

ゴルシフテ・ファラハニ、タラネ・アリシュスティ、主演助演の二人が好きすぎる。眉毛顔面が好きすぎる。もっとファルハディ、いや、イラン作品を追わねば…