何回見たかわからないけど久々に再鑑賞。
ウォシャウスキー姉妹に偏愛を寄せているが、今作はまさに賛否両論の作品で出会う人出会う人に勧め続けて微妙な反応しか返ってこなかった孤独感に苛まれる大好きな作品。
うおおおおおおおお！！！！！！サイコー！！泣ける！何度見ても泣ける！
あのラストの突き抜ける多幸感といったら他では味わえぬ極上の幸せ！
痺れる！歓喜の涙！サイコー！！！！
10分に一度はクライマックスが訪れるスピード感と高揚感が怒涛の波のように押し寄せては引きまたすぐに押し寄せ息つく暇もない。
ギリギリまでアニメに近づけた実写映画と評されているがアニメと言うよりもコミック、漫画のようなコマ割り、ほぼCGの世界観に合成を多用した流れるような演出展開は目玉飛び出るほど見事。
過去や背景を本当に「一瞬」に瞬く間に魅せる個性あふれる極上の技術！
大真面目にストーリーを追った瞬間0コンマ何秒かでコメディに変え、アクションシーンはモロ「漫画」な画作りなど、兎にも角にも「楽しませる」ことに終始した展開に飽きる暇がない！
その徹底振りは全画面、エンドロールにまで隅々力が注ぎ込まれニヤニヤしっぱなし！
巨悪に蝕まれたレースの世界に正直者が馬鹿を見ながら家族と共に力を合わせて腐敗した世界に立ち向かう。
という核となるストーリーはベタな展開ではあるが、だからこそ素晴らしい！そこに意義がある！だからこそラストで興奮し、滾る！
「売れてなんぼ」のエンタメ世界で興行収入に注力し観客に媚び、作り手が先を行くのではなく後を追うこんな世の中なんてポイズン！なウォシャウスキー兄弟（現姉妹）のエンタメ世界への敬愛！
趣味に走り貫徹し、観客の先を行く斬新で鮮やかな腕前で楽しませ感動させ多幸感に包み込んでくれる、これこそ「エンタテインメント」これぞ「映画」！！！！
いつまでも、いついつまでもウォシャウスキー姉妹の趣味に着いて行く！
今作が傑作だ！と声高に叫び続けていく！
最高！！！！！
