らんらん

殉愛のらんらんのレビュー・感想・評価

殉愛(1956年製作の映画)
2.5
主演は鶴田浩二&八千草薫、戦争を背景としたメロドラマ

【あらすじ】
平和な世の中ならお似合いのカップル、やがては夫婦として将来を歩んでゆくはずだった2人(鶴田&八千草)
だが今は戦時、特攻隊員である鶴田には明日の命の保証もない

そんな状況なので結婚を躊躇う鶴田であったが、八千草薫のたっての願いにより2人は結ばれることに

やがて鶴田に出撃命令が下り、最後の1日を八千草薫と過ごすため帰宅が許されるのだが、、、

【感想】
んーー?なにこのオチ、、、シェイクスピア?ってなりました
いやな意味での「万が一」を持ってきたなーって感じ

いろいろと何で?ってのが多い映画だと思う
鶴田浩二は広島の基地で過ごしているみたいだけど、八千草薫は東京よね?距離の問題が、、、
それともあの家は東京じゃないのかな?途中からお母さんがいきなり出てこなくなったのもよくわからない(疎開?)

それに出撃前日に外出なんて出来るの?逃亡し放題じゃね?
で、翌朝通勤するみたいに汽車で特攻基地に向かってるのもなんかシュール
鶴田が拳銃を携帯してるのも変な感じがする、特攻隊員にそんな装備あったの?あったとしても帰省時に持ち出していいの?とか

ってことでストーリーとか細かいところが気になっちゃう
ちなみに原作は特攻隊員の夫に殉じて命を絶った妻の手記であるとか
それをヒントにしてメロドラマに仕上げたって感じなのかなぁ?

良かった点は
鶴田浩二のイケメンぶりと、八千草薫の天使っぷり
ほんと美男美女のカップルでため息が出ちゃう

あとは円谷英二による戦闘機の特撮シーンなんかもなかなか迫力があって良かった
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