アァーーーーーー

嵐を呼ぶ男のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

嵐を呼ぶ男(1957年製作の映画)
4.0
いやー演奏指導者とか演技指導者とかいなかったんですかね?
演奏シーンが多い割にことごとく音と動きが合ってないw
ここまで合ってないと最早合ってない事を良しとして押し通してる痛快さみたいなのすら感じてきます。
映画の内容も「国民や芸人がパロって笑い物にした」様なコント的ワザとらしくクサい芝居と展開の数々に途中から「そんな事はないだろ」と笑えてくるが、その割にはつまらなくなる事も無く最後まで飽きずに見れたのは、ありがちなストーリーなのに登場人物のメリットデメリットで関係性が終始展開していくあたりに妙なリアリティと説得力がある様な気がして、それがこの映画の面白さなのかも。と思った次第。
「女は身近にいる人を好きになる」の三つ落としとかも中々良かった。
ただ私が産まれる前からスーパースターの名を欲しいままにしていた石原裕次郎の何が凄いのかが余計に分からなくなってしまったのと、この時代によくある唐突なラストの「終わったぁ!!」感がマイナス要因。
しかし中々珍しい感覚を持った映画だった様な気がする。
みどりちゃんの真意だけが置いてきぼり。
アァーーーーーー

アァーーーーーー