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狼たちの午後のkouseiのレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
3.3
若きアル・パチーノが叫びまくる!!!

ゴッドファーザーのマイケル(アル・パチーノ)とフレド(ジョン・カザール)が銀行強盗としてコンビを組む!
人がバンバン死ぬなどの描写は無いので、緊張感は薄かった。
テレビに出たい、有名になりたい心が隠せないソニーとサルが面白かったです。

魅力的な俳優アル・パチーノが群衆の前で「アティカ!」と叫びまくる名シーン!
「アティカ!」の意味が分からず、調べてみると、アッティカ刑務所暴動のことを指しているらしい。
国家や警察に対して放たれたセリフ!
作中で、民衆の心を掴んだのも納得です。

主人公のソニーは同性愛者。
ソニーと付き合っていたレオンとの通話シーンの、後ろでニヤニヤしている警官。
ゲイだと気づいた途端バカにしだす野次馬達。
当時の同性愛者に対する差別の酷さが分かります。
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