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スカーフェイスのろくのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
4.5
ぶらいあんでぱるま①

通俗!通俗!通俗ぅぅうううう!(でもそこがいいんじゃない)。

というわけで急に見たくなりました、ブライアン・デ・パルマウィークです。もう展開から何から全て通俗。これは漫画ゴラクなんではと突っ込みます。

ただ嫌いかと言われるとううん大好き!もうこの通俗がいいんだよ。久々に見たけどやっぱいいじゃん、アル・パチーノ。もう彼が怒鳴り散らすだけで、ああヤクザ映画みた~って気になります。

デ・パルマ得意のベタベタ路線はこれでもか。だって裏切りにあうでしょ、間違って殺すでしょ、大好きな人に反抗されるでしょ、味方がいなくなるでしょ、大声で叫ぶでしょ。もうこれは歌舞伎でも見ているのかと言うくらい定番の展開なの。でもそこがいいのよ~。もう怒鳴っているアル・パチーノ見るだけで満足でもん。

そしてデ・パルマ得意の金髪碧眼役として今回はミシェル・ファイファーを起用。もう童貞の股間はあれみただけで爆発寸前だからね。このベタな器用もデ・パルマ印。

まだ観てない人は是非是非。最近の映画より僕はよっぽど「見れる」映画だと思ってます。スリルもサスペンスも最高で毎回、人生オワタって顔をするアル・パチーノ見るだけでご飯三杯はいけますからね。

というわけでベタを楽しもうブライアン・デ・パルマ。次回はホラーのあの名作だ!(これだけで次のレビューわかる君はすっかりデパルマニアだ!)

※今回久々に見たけどプロットが北野武の「その男凶暴につき」じゃねえかと勝手に思ってしまった。どっちも妹押しなだけだけどね。ただ最後のあの破滅感は似ている。ただしデ・パルマはアクションにも凝るのでそこが少し違うかも。静と動。

※一番好きなシーンはミシェル・ファイファーとアル・パチーノがレストランで痴話喧嘩を繰り広げるシーン。結局金髪ブロンドビューティーは外見だけなんだよって言うデ・パルマの皮肉が詰まっている(違)。
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