ぶらいあんでぱるま①
通俗!通俗!通俗ぅぅうううう!(でもそこがいいんじゃない)。
というわけで急に見たくなりました、ブライアン・デ・パルマウィークです。もう展開から何から全て通俗。これは漫画ゴラクなんではと突っ込みます。
ただ嫌いかと言われるとううん大好き!もうこの通俗がいいんだよ。久々に見たけどやっぱいいじゃん、アル・パチーノ。もう彼が怒鳴り散らすだけで、ああヤクザ映画みた~って気になります。
デ・パルマ得意のベタベタ路線はこれでもか。だって裏切りにあうでしょ、間違って殺すでしょ、大好きな人に反抗されるでしょ、味方がいなくなるでしょ、大声で叫ぶでしょ。もうこれは歌舞伎でも見ているのかと言うくらい定番の展開なの。でもそこがいいのよ~。もう怒鳴っているアル・パチーノ見るだけで満足でもん。
そしてデ・パルマ得意の金髪碧眼役として今回はミシェル・ファイファーを起用。もう童貞の股間はあれみただけで爆発寸前だからね。このベタな器用もデ・パルマ印。
まだ観てない人は是非是非。最近の映画より僕はよっぽど「見れる」映画だと思ってます。スリルもサスペンスも最高で毎回、人生オワタって顔をするアル・パチーノ見るだけでご飯三杯はいけますからね。
というわけでベタを楽しもうブライアン・デ・パルマ。次回はホラーのあの名作だ!(これだけで次のレビューわかる君はすっかりデパルマニアだ!)
※今回久々に見たけどプロットが北野武の「その男凶暴につき」じゃねえかと勝手に思ってしまった。どっちも妹押しなだけだけどね。ただ最後のあの破滅感は似ている。ただしデ・パルマはアクションにも凝るのでそこが少し違うかも。静と動。
※一番好きなシーンはミシェル・ファイファーとアル・パチーノがレストランで痴話喧嘩を繰り広げるシーン。結局金髪ブロンドビューティーは外見だけなんだよって言うデ・パルマの皮肉が詰まっている(違)。