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スカーフェイスの映画観るマシーンのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
5.0
私のバイブル
ギャング映画にして全てが詰まった永久不滅の最高傑作バイオレンス
気が滅入るほどのえげつなさ、下品でよろし最低でよろし、そういう映画
スカーフェイスを超える映画はこれまでもこれからも存在し得ない

いつかの日に世界が欲しいと言ったトニー・モンタナ、彼はその手で世界を掴んだが掴んだ側から壊れていく腐っていく消えていく… 金とコカインに埋もれて破滅する彼の姿が哀しい…
悪党でありながら非情に成りきれず
だけど何処までも自分に正直で
周りを顧みる余裕を彼は持たない
最期までこの世の全てにfuckを叩きつけてマシンガンの雨を浴びる
スカーフェイスが伝説たる所以、ラストの壮絶な銃撃戦は映画史上に燦然と輝く伝説になりましたね

原作『暗黒街の顔役』をリメイク、細かい演出やセリフを踏襲してます
トニーモンタナと共に燃え尽きた3時間、初見時はエンドクレジットが終わっても腰が抜けて立てませんでした、今観ても衰えぬ衝撃

再リメイクの話が出てますがどうでしょう
やるからにはデ・パルマ版に負けないぐらいダーク・バイオレンスに仕上げてほしい
しかしアル・パチーノのあのギラギラ感に勝らずとも劣らない俳優なんて今どき見つかりませんよ…

この映画の全てが好き
私が死んだら棺桶に円盤入れて欲しい
死ぬまで、死んでもこの映画と付き合っていく
"Say hello to my little friend!!"