ラグナロクの足音

家族の庭のラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

家族の庭(2010年製作の映画)
4.4
絵にかいたような理想な家族と、そこに入り浸る独身のおばさん。四季に則った四部構成となっており、家族が主人公化と思いきや、後半ではピントが独身おばさんに合っていく。自分の人生に責任を持って家族を築いた者といつまでも夢を追い求め自分の老いに落胆している者。両社の埋められない溝の深さがまざまざと浮かび上がる。何事も起こらないごく普通の家庭の姿なのに切り取り方によってこんなにも面白くなる。とにかく脚本が素晴らしすぎた。
ラグナロクの足音

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