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静かなる決闘の映画観るマシーンのレビュー・感想・評価

静かなる決闘(1949年製作の映画)
3.7
黒澤明らしい人間賛歌だった
彼の描くヒューマニズムは、例えどんな重いテーマを背負っていても最後にはその輝くヒューマニズムに感動して人間っていいなあと思える
野戦病院で思い掛けず梅毒に感染した「聖者」のような外科医が愛する人のためを思ってその身を退く
看護士に身の丈をぶちまけるシーンと、思わず愛する人にキスしようとして我に返るシーンは辛い…