久しぶりに森田芳光監督の映画を見た。なんかおもしろいなー。間がおかしくて、不自然な構図がおかしくて、笑ってしまう。
30歳を過ぎて、兄弟ふたりで暮らしている。いっしょにテレビを見て、野球を見て、レンタルの映画を見て、一緒に寝る仲のよさ(気持ち悪さ)。商店街の薬局で体温を測ったりもする。
兄の明信(佐々木蔵之介)と弟の徹信(塚地)。徹信は必ず寝ながらビクッとする。
一応、恋のストーリー。
気になる子を家に招いて、カレーパーティー。
いきなり家に女子を誘うとか、、、って思うけど、彼らの純粋さというか、安心感というのが、女子のガードを下げるのだろう。なんか楽しそうという。
子どものまま大人になってしまった兄弟。基本的に前向きで、正義であって、社交的でもあって、収集癖がある。
モテないけれど、それはそれ。
常盤貴子演じる小学校の教員は、無器用さがおかしい。ちょっと素足を見せたりするエロさもおかしい。沢尻エリカと北川景子の姉妹もとてもかわいい。
兄弟の部屋の窓のカーテンの向こうに見えるベランダにいる女性も気になる。覗いている感覚で、そこにも展開があって楽しい。
映画的展開として、何か事件が起こることもなければ、成長物語でもない。恋が成就するというわかりやすいこともない。兄弟以外のストーリーの方がいろいろ進んでいるような気がする。
間宮兄弟の母親役が、中島みゆきでびっくりした。