順慶

道の順慶のレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.6
名作とよく言われている作品。オールタイムベストなんかでよく見る作品。「日日是好日」という映画を見て以来、私はこの作品を見て感動できるのかと気になっていた作品。
アマプラで再生して、半分も見ないうちに途中で寝た。で、3日後に改めて再生。

旅芸人のザンパノと安く売られたアシスタントのジェルソミーナの物語。
ザンパノは、鎖を身体に巻き付けて、肺の力で鎖を壊すという芸で食っている。しょぼい。よくこれ一本でいけると思ったな。荒い男の考えのなさがうかがえる。

ニーノロータの曲は聞いたことがあった。この映画の曲だったんだ。それが随所に流れて、ジェルソミーナのラッパの曲だったり。

健気なジェルソミーナがとてもかわいく見えた。ピエロのメイクで太鼓を叩いて盛りあげる。
共依存の関係でもあったのか、ザンパノの後悔の物語だったのか、泣けるほど感動はできなかった。でもとてもかわいそうな物語だった。ジェルソミーナは、ひとりでどうして過ごしていたのだろう。
もう少しこの作品と付き合うことにしようと思う。
順慶

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