黒羊

十一人の侍の黒羊のレビュー・感想・評価

十一人の侍(1967年製作の映画)
3.8
あれ?12人の怒れる侍?
13人いる!?刺客といったら十三人?

いいえ!十一人の侍です。

我が藩主の偉いさんが、将軍の弟とかいうアホに殺された!その事をお上に訴えるもアホには罰は下らず…どころか殺された藩主の偉いさんに非があるとの結果が!
おのれアホめ!こうなったらワテらが藩主の仇取ったるー!!

…と、忠臣蔵みたいな物語ですが、主役の夏八木勲、途中で仲間になる西村晃の勢いも良く、モノクロですが絵も良い。特に森の中でのシーンは土臭さ草臭さが漂うような雰囲気。

過去の時代劇の影響もあるのか、ラストバトルでは雨ザーザーで七人の方を思い出したり。しかし…アクションシーンの時に…かなーりゴジラのテーマっぽい曲がかかるのはアガるけどわろてまうねぇ!音楽は伊福部さん…なのか!?

正義の十一人側の中に里見浩太朗おるけどさっぱり目立ってないなぁ。時間長くなるかもやけど、もうちょい自軍の他キャラを描いても良かったかもなぁ。

でも物語もシンプルで、命を賭したバトルや生き様は良かった。こりゃ十三人の方も観ようかな。
黒羊

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