kumada

K-19のkumadaのレビュー・感想・評価

K-19(2002年製作の映画)
3.0
現場を知らずに国のメンツしか考えないクレムリン中枢の幹部たち。彼らの野望を実現するべくソ連海軍初の弾道ミサイル原子力潜水艦の舵を取る艦長。その潜水艦を実際に動かす艦員たち。物語序盤で、無茶な命令を下す艦長に艦員たちは反感を抱きますが、ミサイル発射実験が成功すると彼らは一緒になり祖国万歳を叫びます。そのあと、原子炉破損が起き、その復旧作業の過程で艦員たちは艦長に反旗を翻す。艦長は、艦員たちの死を覚悟した復旧作業に感化され、再び彼らは一体となる、というお話。最初から最後まで飽きずに観ることができました。いつでも苦労するのは現場の人間なのです、その苦労を上層部は決して評価しません、ということを訴えたい映画ですね。趣の変わった潜水艦映画です。ロシア人ってみんな英語喋るんだ(笑)。
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