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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーのkumadaのレビュー・感想・評価

3.1
 昨年から「うる星やつら」の新作アニメが始まっています。「うる星やつら」がテレビで放映され始めたのは1981年。当時の私(中学生)はこのアニメの面白さが全くわかりませんでした。不条理ギャグ漫画には興味はなくガンダムばかりを追いかけていました。人間歳をとると好みが変わります。原作に近い今現在放映されている「うる星やつら」を見ると面白いと感じます。この年になって不条理ギャグ漫画の良さがわかるようになりました(笑)。

 閑話休題。さて本作「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」は今回が初見です。公開は1984年(私が高校2年のときです)。学園祭の準備に夜遅くまで学校でわちゃわちゃするシーンは、自分の思い出と重なってノスタルジーを感じます。公衆電話も出てくる。昭和時代に高校生活を送ったひとには刺さるかもしれません。

 でもね、このストーリー、「うる星やつら」である必要はないですね。押井守節全開のお話です。まあ、「攻殻機動隊」でもそうですけど、原作を換骨奪胎して無理やり押井ワールドを作り上げてしまう彼らしい作品であることは確かです。残念ながら、途中で眠くなってしまった。

 押井版「攻殻機動隊 Ghost in the shell」は好きですけど。
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