怨念大納言

ピカドンの怨念大納言のレビュー・感想・評価

ピカドン(1979年製作の映画)
4.0
終戦記念日の前日ということで。

端的に言えば「広島に原爆が落ちる」だけの映画。
本当にそれだけの映画で、時間も10分足らず。

実際の原爆もそうだったんだろう。
何の前触れもなく、突然眼前に現れる死と破壊。
たった一発の爆弾で10万人が死に50万人が被爆する。

戦時中であったとはいえ、民間人が死を覚悟しながら生きてはいないだろう。一切の覚悟を許さず、一方的に突き付けられる理不尽な死。
腕力により相手の自由と生命を傷付ける事が暴力ならば、その究極の形が原爆。

政治の話に絡めようとも思わない。
人間ならばこれを繰り返したいとは思わないはず。
怨念大納言

怨念大納言