ちろる

プレステージのちろるのレビュー・感想・評価

プレステージ(2006年製作の映画)
4.1
1つの憎しみがまた次の憎しみを生む。
マジック中のミスで妻を亡くしたアンジャーと、アンジャーの復讐で指を失ったボーデン、この2人の戦いはこの時点でイーブンとして終わればいいものの、終わりなき復讐は互いにどんどん過激化する。
途中。イリュージョニストとして正しくライバルに打ち勝とうとする姿勢を見せてはいるものの、人々をエンタメとして楽しませようという心ではなく、ただライバルを、蹴落とすためだけにトップを目指すという矛盾。
これの場合、かなり度が過ぎた喧嘩ではあるが、こういう本来の目的がブレてしまう間違いとかってけっこう大人が陥りやすいからそこの描き方はけっこうリアル。
引き込まれる展開ではあるけど途中までノーランぽさあんまりないなぁなんて思ってたらとんでもない。
中盤からのすさまじきノーラン節!時空を超えたノーランが私たち観客に壮大なイリュージョンをヒュー ジャックマン&クリスチャン ベイルを通して見せつけた。
ほんと、想像だにしない後半のトリック。
ゾクゾクさせてもらえた。