松岡茉優

残菊物語の松岡茉優のレビュー・感想・評価

残菊物語(1939年製作の映画)
4.7
『西鶴一代女』が個人的に微妙だった身としては観るのをかなり躊躇っていたんだけど、蓋を開けてみたら日本の宝みたいな作品だった。普通だったらカメラを寄せたり、切り返しで撮りそうなところで、あえて距離を置いて長回しする理由をずっと考えてると、この作品の凄さが恐ろしいほど伝わってくる。スイカを切るシーンが妙に印象的で、こういう何気ないシーンも印象に残ること自体が凄いなあとも思った。天才。
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