このレビューはネタバレを含みます
スクールカーストを描いた最初の映画ということで、当時は新鮮なテーマだったのでしょう。
今見てもキャラは立っている。
80年代のパンク・ニューウェーブのファッションがかっこいいと思っているので、クレアが「おしゃれにしてあげた」アリソンはクソダサ女になったようにしか見えなかった。
クレアのような、いわゆる普通の流行っぽいものだけがおしゃれだと思っていて、自分自身でなく周りにいる人間で価値を決めるタイプの人間は大嫌いだ。
クレアにおしゃれしてもらうこと=ハッピーエンド
それで良いのか?
できればみんな個性を保ったまま成長して終わってほしかった。
このストーリーにするならアリソンは元をブスにし、服装ももう少しスベってる感じにした方が感情移入できたかもしれない。
が、映画には美女が映っている方が良いし、ターゲットは自分のようなサブカル野郎ではなく当時の普通〜の10代だろうからこれで良かったんでしょう。
・親との関係が不満で世間からはぐれものになる感覚がテーマとなっていて、共感しやすい
・アメリカンジョーク多い
・ダンスのシーン
・とにかく手紙の内容が良い
良い点の方が多かったので楽しく観られた。
ストーリーの細かいことより、全体のメッセージや問題提起、楽しい映像と音楽を楽しむ映画なんでしょう。