ばびろーん

時計じかけのオレンジのばびろーんのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.5
人間の奥底に眠った暴力性を衝動的に映像化したような序盤はマジで最高で、そっから皮肉のような後半の怒涛の展開も最高。正直これを最高って平気で言っていいのか、、、てところもあるんだけど。胸糞悪いって人も多そうですよね。そのせいで上映禁止になったってのもよくわかってるが、とてつもなくかっこいいのよ。世界観が。SFなのかSFじゃないのかようわからんけど逆にこのバランスでやったおかげで70年台序盤の割に全然現代でも通じる世界観だと思う。

午前十時の映画祭で見ました。冒頭から流れるメインテーマの電子音楽がマジ最高にいかすぜ・・・。時期的にもジョーカー見た直後にこれが見れてよかった。この作品とジョーカーは「タクシードライバー」を挟むことによって遠縁的なものだと思っています。