adeam

時計じかけのオレンジのadeamのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
5.0
暴力性、性的衝動、権力欲、復讐心。人間の醜い姿を時にコミカルに、時に残酷に、時にアーティスティックに、時にスタイリッシュに描き出します。善と悪の概念、道徳観を揺さぶる大人の童話です。「完璧に治ったね」で閉じられるラストは、これ以上ないほど皮肉の効いためでたしめでたしでした。痛烈なメッセージと魅力的なストーリー、成熟したテクニックと鮮烈なビジュアルセンスが高次元で融合した、個人的なキューブリック最高傑作です。
https://www.21stcmuseum.com/kubrick4/
adeam

adeam