PURE ピュアの4423のネタバレレビュー・内容・結末

薬物中毒の恐ろしさが痛いほど伝わってくる作品。薬中で家庭が崩壊した家族の数は計りしれないのだろうな。本当に深刻な問題だ。ラストでは病院の治療で薬が完全に抜けた母親と元の暮らしに戻るのだが、またやっちゃうんじゃないんだろうか・・・と素直に感動できなかった。しかしモリー・パーカーの演技がすごかったな。薬をやっている時とやっていない時の顔付きの違いや細かい演技などは見事なもの。
あと気になったのがピーターが母親にスノードロップを渡すシーンがあるのだが、ちょっと気になったので調べてみた。

【スノードロップ】
花言葉→希望、慰め、逆境のなかの希望。意味は雪のしずくだが、本来もつ意味は、雪の耳飾りである。イギリスではその花色から死装束連想させるため嫌われる。また、人への贈り物としてあげた場合は「あなたの死を望みます」という意味になるので注意。死の象徴。

この意味を知った時ゾッとしたのは私だけだろうか・・・。息子から母に贈ってるよな・・・一応。私の見間違いかもしれないし、スノードロップに似ているスノーフレークも一応調べておこうっと。


【スノーフレーク】
花言葉→記憶、慈愛、けがれなき心、純潔、純粋。意味は雪片、雪の1片。スノードロップに非常によく似ている。

もしかしたらピーターは母親の死を望んでいた？なんだか意図してあのシーンをいれたのか、無意識にいれたのかはよくわからないが、変にわだかまりが残るシーンになってしまった。スノードロップの自生地は一応イギリスになので、その辺にバンバン生えてるらしいけど。春を告げる花スノードロップ。和名は待雪草。その名の通り、暖かい場所に出てくる母親を待ち続ける息子を表したのかもしれない。そうは考えることにしよう。