行方不明の死体が線路に放置されている、との噂を聞きつけた少年たちが死体探しの旅に出る。
若い頃に何度か見て全然良さがわからなかったのに、久々に観たらメチャクチャ良かった!
映画って観る年齢、観るタイミングによってこうも印象が変わるんだなと、改めて思い知りました。
少年たちの狭い世界からちょっとだけ冒険に出る、そのワクワク感が新鮮でみずみずしい。
線路づたいの旅なので、汽車との攻防にヒヤヒヤするけどそれも楽しい。
そして無邪気にふざけあうのが眩しく、それでいてちゃんとお互い気遣いしているから素敵。
特にリバー・フェニックスが良すぎた。少年だけど男も惚れる、男気溢れる男と言うか。
そんな彼が秘めていた苦しい胸の内を吐露するシーンは、あまりのギャップにやられた。
もう抱き締めてあげたくなりましたね。私オジサンだからぶん殴られると思うけど。
ラストは涙が溢れてしまいビックリ。家族もいるし、たまに会う友達もいるのになぜだ私…。
音楽もズルい。あの頃のような友達は二度と出来ないと、今になって気づかされて切なくなった。
いろんな感情が込み上げる、ノスタルジックないい映画でした。