タッくん弐

スタンド・バイ・ミーのタッくん弐のレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
3.8
回想するのは中学時代

今作に憧れて卒業旅行と称したものの路銀も方法もなく、埼玉から自転車で向かった先は千葉県の海

まるで人生の様な廻り道を繰り返し15時間かけて到着

未だ肌寒い弥生の空の下
廃屋みたいな海の家で新聞に包まってボクら子猫の様に身を寄せ合って眠ったね

此の様な甘酸っぱい日々はきっと誰にでも或るでしょう泣きたい夜も或るでしょう

余りにツラかった帰宅の途では誰も喋ろうとせず只、無言のチャリ帰路

けれど今でも光輝く

そんなマジカル・ミステリー・ツアー経験とは子供の時にだけあなたに訪れる不思議な出逢い

未だに間に合うさ幾つになっても甘えん坊

大人になるんじゃない
男になるんだ

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐