タッくん弐

岸和田少年愚連隊のタッくん弐のレビュー・感想・評価

岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)
2.7
ナインティナインというお笑い芸人はやはり小生にとって青春でもありまして

演技力のなさはさておき今作は随所で登場してくる名作として知られておりますので一度は観たかった作品であります

劇中、今となっては戻って来れなくなった方も多く出演

Hな木下ほうか氏や宮迫牛宮闇営業、タピオカ不幸の始まりフジモンにれいわ新選組メロリンQ、そして白馬童子ことチョメチョメ

若さで許される勢いは一瞬の輝き、舞台となったパンクス故の生命力を感じる関西DEEPは小生も大好きな場所

井筒監督は昔、深夜番組において観に行った映画をこき下ろす姿がどうにも脳裏に焼き付いて離れないため

作品どうこうより兎に角熱量を感じる対象物でないと怒られる印象があって非常に恐ろしい存在

今作でも事あるごとに関係なく頭を引っ叩かれたり日常的に罵声を浴びせたりするため温室育ちのミーからするとドン引き案件

しかしそれこそ肌と肌のぶつかり合い、失われつつあるコミュニケーションの一環と理解しましたので今度西成に泊まりに行こうと画策しています

だいぶあの辺もライトな感じになっているので日本の闇はもはや個人宅にしか存在し得ないのではないでしょうか

公然と愛すべき景色を日常的に感じられる時代はとうに過ぎてしまったということなのでしょうか

余談となりますが西成のカラオケバーに訪れた際には普段隠の者である拙者もすぐに知らない隣席の方とお話出来る環境でして

明朗会計でとてもいい思い出となった点と翌朝通天閣の滑り台を千円払って滑降したのは記憶に刻まれた青春

本当は小生はあの界隈出身なのではないかと錯覚するほどにFIT竹村、否当時の小生きっと傍から見ててもジョイマン

次は今作の岸和田市を訪れたい、多分日本のどこかに私を待っている人がいるから

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐