メイマーツインズ

カンパニー・メンのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

カンパニー・メン(2010年製作の映画)
4.0
《どんな時も、上を向こう》

ベン・アフレック主演でリストラされた男たちの再生を描いた希望の物語。
”モリーズ・ゲーム〟で、挫折から這い上がる人間を描いた今作が頭に浮かび、しかもケビン・コスナーも出演しているとあって。
ソフト所有で久々の再鑑賞。


時はリーマンショックの2008年。エリート街道を歩むボビー(ベン・アフレック)に突如リストラ宣告が。失意の中、再就職を目指すもプライドが高い彼はなかなか現実を受け入れられない。奥さんのマギーはそんな彼を必死に支え続けるが…。
同じくリストラされた同僚の死が彼の意識を変え、周りに支えられながら少しずつ前を向く姿に希望を感じさせてくれる。

キャスト陣が素晴らしい!
煮え切らないフワフワした役柄がハマっているベン・アフレック、悲壮感漂うクリス・クーパー、缶コーヒーBOSSのキャラを彷彿とさせるトミー・リー・ジョーンズ(笑)。
そして、”パーフェクト・ワールド〟のブッチをそのまま年取らせたような雰囲気のケビン・コスナーが渋くてカッコいい〜‼︎

男性バージョンの”ブルージャスミン〟のような内容だけど、こっちは前向きなラストなのが良いですね〜。
しっとりとした後味が残る秀作です。