お前、まだ見てないん会③
正直、ディザスターものは大好物なのになぜ見なかったんだ、謎な一作。
改めて見て……あ、これ好き。そもそもディザスターもので「最後に愛は勝つ」はいらないんですよ。みんなひどい目に遭って。でも必死になる。それこそディザスターの鏡ではないですか。古くは「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリングインフェルノ」最近だったら「ドント・ルックアップ」までその伝統。そしてその伝統こそ大好きなんです。僕は妙に成功譚である「アルマゲドン」より好きなんですよ。
特に今回のベストは彗星に核爆弾打ち込む宇宙飛行士たち。「わたしの名前が教科書に載るわ」このセリフにジーンですよ。自己犠牲と殉職。ああ、これぞディザスターの本領ですよ。いい!とてもいい!
CGも楽しくこの時代としてはとってもよくできているのよ。改めて何で見なかったんだろうなぁと感慨しきりですよ。
すこしだけキャラ多すぎという文句もあるだろうけど。ディザスターはそれでしょうがないの。あれこのキャラ誰だっけ、そんな感じで適当に見るのが可ですよねえ。
というわけで今回は一番の満足。まだまだ見逃している名作はあるんだろうなぁ、しみじみです。くだらないパチンコ映画なんか見ている場合ではないですよ。