フッカー

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のフッカーのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

遠い昔はるか彼方の銀河系で....
(今回はこれを入れられずにはいられない)
You were the chosen one!!!
着実に悲劇へと近づいていく物語、これを見ていかなくてはならない自分..

構図としては前作と同じだが、共和国はほぼ形骸化し、実働するのはジェダイとパルパティーン議長。

序盤から大規模スペース戦などライトセーバー以外の迫力もあり!
そしてR2-D2の大活躍が意外や意外。彼?だって戦えるんです!笑
敵のドロイドも人間に近くなりバリエーション豊かで良い。所々ギャグ効いてるの好きでした。

「飛ぶのが嫌いな」オビ=ワンと
「ワクワクしてる」アナキンの対比が相変わらず好き。
そしてオビ=ワンに危機が訪れると、任務よりも彼を助けるアナキン。

オビ=ワンがアナキンに優しい微笑ましい目で
「お前は強くて賢い自慢の弟子だよ。
今や私を超えるジェダイだ」
息子の成長を喜ぶようなオビ=ワンの表情と、アナキンの少し照れくさそうな笑顔!!

オビ=ワンとアナキンの師弟関係は、前作よりも安定したもののように感じる。アナキンの力が、師オビ=ワンより勝っているとハッキリしていても成り立っている彼らの信頼。


ただ、オビ=ワン以外のジェダイ達が、アナキンに対して懐疑的すぎる。
まず危険性から、まず疑いから入るって態度じゃ、そりゃアナキンだって不服ですよ!((( ̄へ ̄井)

マスター・ヨーダはそんな中でも、
親アナキンオビ=ワンや
反アナキンウィンドウら
どちらとも違い、ある意味中立と言える立場をとれている。
でもなあ........

アナキンが大きな相談を持ちかけたときのヨーダおじいちゃんの忠告は如何なものかと。
確かに大切な点は言葉で伝えられているが、ヨーダが達観しすぎてて、
人間くさいアナキンには簡単には受け入れられず、
しかも忠告が具体性に欠ける。
予言者としては尽く的中させることを仄めかして言ってくれてますが、防止策になって欲しいとこなんだよなあ。
「心を鍛えよ。失うことへの恐れをなくすのじゃ。」
ってそんなすぐには無理ですよ。

この肝心なときの具体性の無さと、決定的な行動力に欠けるように感じるところが、
俺がヨーダおじいちゃんを大好きになりきれない理由かもなあ。
戦闘してるとき思った.......おじいちゃん闘いには向いてるけど、指導者として向いてない!!笑(個人的には)



と、ここまで否定的な事ばかり述べてきましたが、それもそのはず。
皆さん周知のアナキン→ダース・ベイダーになる過程が余りにも哀しいからなんですよね。
感情移入しちゃってどうしてもこういうことを口に出してしまう笑書いてしまう....


やっぱりアナキン、若い時に周りの環境に恵まれなかったのと、そそのかしシワシワジジイが狡猾だったのと、母の一件がデカいなあと。

オビ=ワンからしてもキッツいよなあ......
「弟だと思っていたのに!」
この台詞辛いですが、ある意味ここに集約されるのかも。
だってこれが
「息子だと思っていたのに!」
って台詞でそういう導き方してたら結果変わったかもしれないからなあ.....


まあお互いに未熟ながらも信頼と愛の上に成り立つ、兄オビ=ワン 弟アナキンの兄弟のようなやり取りはとても好きでした!(*^^*)


アナキン「どうします?」
オビ=ワン「飛び込むのさ!」
オビ=ワン、アナキン
(アイコンタクトしてからの....)二人同時ライトセーバーとか大好き!!

物語の話ばかりしてしまいましたが、エピソード3はアクションの迫力もシリーズ最高クラスですよ!!
オビ=ワンの指差しポーズとか!
ヨーダvsダーク・シディアスの頂上決戦とか!!

メイスさんの圧倒的ライトセーバーの実力とか!!(まあ相手は負ける策略込みなの含めて)
彼がシディアスを裁きの場へではなく、あの世へ連れていこうとしたのは、アナキンにとってデカかったね。

そして火焔の星、マグマたぎる惑星ムスタファーでの
師弟オビ=ワン、アナキンの決定的決裂と、あの戦い!!
多分今回3度目だと思うけど、未だに目が食い入るようにして見てしまう。


綺麗で晴れやかな希望を感じる夕陽と共にルークが抱かれ、終わる締め方大好き!(*^^*)

....着地!!オビ=ワン「I have the high ground」
はなんかクソワロタwwww
そういう雰囲気のとこじゃないのに。
長くなりすぎました
俺的にはオビ=ワン大好きですね!!